THE FRONT RUNNER (2018)

REAL STORY

映画「フロント・ランナー」の意味とは?実話を実写化ってホント?

2018年に公開された映画「フロント・ランナー」は、実際に起きたエピソードを実写化した映画作品です。実話をもとにした事から、リアリティがあると話題を集めました。ここでは、本作の制作のきっかけとなった実話原作と「フロントランナー」の意味について解説していきたいと思います。

タイトル「フロント・ランナー」の意味とは?

本作のタイトルになっている「フロント・ランナー」の意味が気になったという人も多いのではないでしょうか?フロント・ランナーとは、英単語をそのまま訳した通り、「先頭を走る人」や「リードしている人」といった意味があります。映画「フロント・ランナー」は、マラソンやスポーツ作品ではなく「アメリカの選挙」が勝負のフィールドとなっています。そのため、今作でのフロント・ランナーは「選挙の最有力候補」や「選挙に勝つ可能性が高い人」といった意味になります。本作を視聴してもらうとわかる通り、若きカリスマ政治家である主人公のゲイリー・ハートが該当します。

本当に実話を映画化したの?

あらすじやストーリーを少しでも読んで「本当に実話がベースになってるの?」という疑問を持った人もいると思います。フロント・ランナーは、カリスマ政治家が女性(不倫)スキャンダルが原因で、たった3週間で選挙から撤退し、国民からバッシングされるといった物語となっています。実話というよりも、スカッと系のフィクション映画だと言われた方が納得できるという人も多いのではないでしょうか?しかし、有名なことわざ「事実は小説より奇なり」のように、本当に現実世界で起きた実話を実写映画化した作品となっています。

きっかけはコラムニストに好奇心

本作には原作「All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid」という書籍が存在します。映画制作が始まる10年以上前、2003年に政治コラムニスト「マット・バイ」は、ニューヨーク・タイムズでゲイリー・ハートのプロフィール執筆を担当しました。その際、ハートに興味を持ち、1年をかけて「All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid」を出版する事となりました。原作の著者であるバイは、映画フロント・ランナーの脚本も務めています。数多くの調査をしたバイを脚本に迎え入れた事が本作の生々しさやリアリティに繋がったという声も少なくはありません。

まとめ

映画「フロント・ランナー」は、実話を映画化した作品です。作中に登場するカリスマ政治家のハートや妻のリー、不倫相手のドナも実在します。本編では、大統領に一番近い、最有力候補「フロント・ランナー」であるハートが失脚する3週間が描かれています。興味がある人は、ぜひ視聴してみてください。